『スラムドッグ$ミリオネア』で描かれるインドスラム街の子供達

・・・“望まなくても、答えを知る”・・・
現実。

これは『スラムドッグ$ミリオネア』の主人公
ジャマールの生き方を表しています。

画像

今日、思い立ってこの映画を観てきました。
作品賞をはじめ、アカデミー賞8部門を受賞した
だけに、上映1時間半前に次回の部が満席となり、
さらに次の回を予約。

スラムドッグ$ミリオネア』は時間軸での
ストーリー構成が絶妙で、インドの貧困の
生々しい様子と絡み合いながら、グイグイと
観るものを引き込んでいきます。

またこの映画の最大の魅力である、
子供達の生命力溢れる姿の描写が
本当に素晴らしかった!


特に表情の描写がきめ細かく、
少年、少女達の姿に釘付けになりました。

ここまで子供達のみずみずしい演技力を
引き出せるのは、『トレインスポッティング』で
ロンドンの薬物中毒の若者を描き、
注目を集めたダニー・ボイル監督ならではの手腕。

セリフの約1/3をあえてヒンドゥー語にしたのも、
子供達の自然な姿を引き出すためだったそう。
(『トレインスポッティング』は当時、ロンドンで
観ましたが、若者視点が新しいと思ったことを
覚えています)

アカデミー賞と言えばアメリカ超大作や
スター俳優の出演が定番化していますが、
この映画にはいずれの要素もなく、
しかし骨子がしっかりしていて、人々が生き生きと
描かれ、厳しい現実の中にも希望を見出せる
メッセージが託されているからこそ、
多くの人に愛され、賞に繋がったのではないか、と
思います。

原作は『ぼくと1ルピーの神様』(ヴィカス・スワラップ著)だそう
ですが、映画のストーリーとはかなり異なるそうです。

久しぶりのおすすめ映画です。

※最後のダンスはホリウッドらしく、笑えます。



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ユーザレビュー:
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この記事へのコメント

2009年05月08日 15:26
偶然ですが、今夜観ました。ドキドキする展開でしたね。
こういう世界があるのは事実でしょうね。子供達が生き生きとしていると感じるのは、"生命"がかかっているからかなと思いました。恵まれた環境にいる子供達とは違う生命力を感じました。
ジャマールのナイーブさにはちょっともどかしかったですが・・・。

私も最後のダンスはオチみたいで笑えました。バンクーバーエリアはインド系の移民の人達が多いので、この手のビデオミュージックは普通にケーブルで流れているんですよ~。時々ちらっと観たりするんですが、目が離せなくなって困ります(笑)
2009年05月10日 00:21
●MANA→Richieさん●
偶然のタイミング!
大人が子供を搾取するシーンは現実ながら惨い・・・と目を背けたくもなりましたが、ここまで生き生きと描かれるって凄いと思いました。

最後のダンスはインド映画には欠かせず、でもプップッと笑ってしまいました。音楽も印象深く、今日、パートナーがCDを買っていました。
さっきかけCDをかけた際、
私:「何かこの曲、私知っているのよねー」
パートナー:「えっ?!」(すっとぼけています)
私:「いや、何だっけなー?」
パートナー:「プップップッ、映画だよぉー」
なんて会話をしていました(笑)

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